@niftyアップ日:2002.1.3
本ウェブサイト公開日:2002.1.3
一部追記:2002.6.15
一部追記:2011.3.6
一部追記:2011.3.20
旅行地の記録と訪問記


2001.11.6 島根県(隠岐郡海士町・同郡知夫村)

引き続き3日目(平日2日目)を書かせていただきます。

《本日の旅程(計画)》
局めぐり(知夫里島内全1局)
11:25来居発、11:59菱浦(中ノ島)着 内航船(いそかぜ)
局めぐり(中ノ島島内全5局)
16:30菱浦発、16:45別府着      連絡船(びんご)
17:30別府発、18:50西郷着      フェリー(おきじ)
ジャパレン隠岐マリーナ営業所にてレンタカー借受
アイランドホテルしまじ泊



【平成13/11/6(火)曇り一時雨】
6:10に起きると、昨夜は暗くてよく分からなかったのですが、部屋の窓の向こう側には海が広がっています。
宿のパンフレットに「全室、南向きで、絶景の日本海を一望できます。」とある通りの素晴らしい眺めです。
しかしながら雨は降っていないものの強風で、“ちゃんと船は動くだろうか”と不安な気持ちになります。
テレビを見ると、荒天により今日のレインボーは欠航が決定とのことで、これが昨日でなくてその点は助かりました。
8時の朝食までは読書に充て、数年前に買っていたのに読み終わっていなかった種村直樹著「気まぐれ郵便貯金の旅」を漸く読破。
知夫局は徒歩で往復するつもりでしたが、昨夜“朝、郵便局へ行く用事があって、その後11:25発の内航船に乗ります。”と宿の方にお話ししており、“郵便局には車で送りますよ。”と言っていただいていました(^^)
と、支配人の方が“(宿で兼営している)レンタカーを貸してあげますから、それを使ってください。”とおっしゃってくださり、何とタダで軽自動車をお借りしてしまいました。\(^o^)/(もっとも、さびが出ている車でしたが(^^;)
局へ行く前に、昨日訪問した郡簡易局へ電話。
“昨日利用した者ですが、印鑑を忘れていなかったでしょうか?”と尋ねると、“あー、ありますよ。”ということで、明朝まで預かっていただくことにしました。
同簡易局での待ち時間に定額小為替へ印鑑を押そうと印を取り出した記憶は何となくあり、やはりそのまま置き忘れてきてしまったのでした(^^;
もう1本、午後に行く中ノ島にある「マリンポートホテル海士」に電話し、レンタカーを予約。
9月にメールで海士町観光協会へレンタカー、レンタサイクルの有無を照会し、いずれも町内(島内)にある旨の回答をFAXで頂戴していました。(前者は前出のホテルで取扱い。後者は観光協会で取扱い。レンタサイクル基本料金2時間500円、1時間増200円、1日1,500円。)
天気予報を見て、中ノ島はレンタサイクルではなくレンタカー利用に方針変更しました。

精算を先に済ませ、9時少し前に宿を出て局へ。
局と宿の間は2km近く、しかも坂道があり、歩いていたら大変でした。

●53069知夫局《ちぶ》(集特)(N003)立体ATM(平0845-1800 土0900-1700 日0900-1500)<09:03>【No.728 AM9:07】風景印有(隠岐郡知夫村)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
湾の目の前。村の中心部から1km弱南側。(駐車スペース有)
時間があるので、昨日の美田局同様色々な処理をお願いしたり、ATMで1,000円定期貯金を11件預入したり、実逓書きをしたりしました。
実逓は風景印で出しましたが、だいぶゴムが劣化しており、直径36mmの円ではなく、やや変形印化していたようにも見えました(^^;
11:00発のフェリーおきじに乗り、境港へ行くとのことでした。
隠岐ではエコーはがきがかなり売れ残っているのでは?と予想していましたが、意外とどこの局にもなく、仕方なくこの局で48円のグリーンエコーを購入。
和文印は槌型印。
局名ゴム印は「島根県知夫郵便局」。
村唯一の局で、村内完訪しました。

宿に戻ってコーヒーを注文し、ロビーで1時間程待たせていただきました。
また港まで送っていただいた(今度は高校を出たてという感じのお姉ちゃん(^^;の運転)のですが、局を回っていること、これから海士の5局を回ること、昨日は島後の一部と西ノ島の3局を回ったことを話すと、“郵便局は西ノ島より海士の方が多いんですか。へー。”と意外だった様子。
レインボーは風、波に弱くて、すぐ欠航するそうです。

菱浦港にて 来居
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
港に着くと牛が何匹かつながれていて、“昨日島で競りがあって、買われた牛なんですよ。これから船に乗るんです。”とのこと。
お礼を言って車を降りると、ほどなく激しい雨が降ってきました。
内航船(いそかぜ)用に小さな待合室があり、そこで船の到着を待ちますが、たばこの煙が充満しており、劣悪な環境です(--;
そして地元の方同士の会話が耳に入ってきますが、意味がよく分かりません(^^;
外では牛が強い雨に打たれており、かわいそうでした。
その内、小さな小さな船体の「いそかぜ」が入港してきてくれましたが、中々出港しません。
定刻11:20着の「フェリーしらしま」の接続待ちで、同船は10分位遅れて入港、こちらの出港も遅れました。
日ノ津、別府を経由して菱浦に到着、揺れに揺れた約30分でした。
菱浦には、別府との間を結んでいるフェリー「びんご」がとまっており、16:30発の便に乗る予定なので、港の前の案内所で運行状況をチェック。
通常通りと確認でき、自販機で先に切符を買ってしまいます。
菱浦はターミナルと呼べる建物がありませんでしたが、立派な建家を建築中で14年に完成予定、仮称「キンニャモニャセンター」だそうで(^^;
菱浦 左図中の渡船の位置は、平成14/3/1移転後のものです。(キンニャモニャセンター)

私の渡島時は、左図の下部(「菱浦」の字の下の方)から発着しました。
出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/

レンタカーの送迎は行っていないとのことで、マリンポートホテル海士まで雨の中を約5分歩きます。(雨は間もなくやみました。)
ホテルのフロントで手続と支払(JASカード)を行い、軽自動車(ダイハツミラ、650cc、11/7/14登録、11,023km)を借受。
12:31、中ノ島局めぐりに出発です!

最初に菱浦から一番遠い崎局へ向かいましたが、いやはや県道317号、同318号はアップダウンがものすごい山道で、天気が良くても自転車ではとてもとてもたどり着けなかったと思います。
悪天候に感謝!です。

●53071崎局《さき》(N002)感熱CD ★ <13:10>【No.225 PM1:10】『13:08着 13:35発 14.1km』風景印有(ここから隠岐郡海士町)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
(1)ここを右折 (2)ここを右折、坂を上る (3)ここを右へ
(1)ここを右折 (2)ここを右折、坂を上る (3)ここを右へ
崎の集落に着くまでも大変でしたが、集落内でも局が見付からず、通り掛かった車のおじさんに聞き、先導していただいて漸く到着しました。
文字では説明しづらいですが、敢えて書いてみます。(まず、道なりにまっすぐ進んで、崎港まで行ってしまったら行きすぎです。戻りましょう。)
・(菱浦から来て)左手に公園、右前方に階段と鳥居が見えたら、その角を右折
・小さな港を左手に見て進み、右に上り坂が見えたら右折し、その坂を上る(手前に戻る形ではない)
・Y字路になるので、そこを右に進む
・次の角を右折した右側が局(細い道沿い、駐車スペース有)
もし人の姿を見掛けたら、聞いていただいた方が早いと思います(^^;
7/3/13集配廃止。
「POSTBASEv2」によると、7/10/9移転。
局標(局名入シンボルサイン)は標準形ではなく、変形バージョン。
職員の方は女性お1人だけで、電気も半分消えていて、何やら寂しい雰囲気でした。
局めぐりの人の来局数は、年間指折り数える程だそうです。
ここで問題発生!
その職員の方は金庫の鍵を預かっていないのか、何と定額小為替を買うことができません。
昼休み中?の局長さん?に連絡を取ってくださり、10分程待って局長さん?が到着。
無事購入できて良かったです。
(待ち時間の間に、粗品を幾つかいただいてしまいました。)
100円定額小為替は、緑色の旧様式。
この局でもう1つ驚いたのは、欧文印が更植されていたことで、不思議です。
2002/5/13に訪問された島本部長さん、ねおさんによると、“崎バス停の所を右折したら難なく発見できた”そうです。私は直進してしまったため大苦労をしたようです(^^;【2002/6/15追記】

●53755御波簡易局《みなみ》『13:51着 14:05発 20.7km』
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
県道317号沿い、海側。御波公民館前バス停前。(駐車スペース有)
12/4/17一時閉鎖、12/7/24再開。
公民館と同じ建物ですが入口等は別、職員の方は女性がお1人。
新しい建物で、昨年の一時閉鎖は建て替えのためだったそうですが、何と何と旧局舎は右隣の火災で類焼してしまったとのことです。
“大変でした。”とおっしゃっていたのが印象的でした。
和文印はD欄櫛入のエラー丸型印。
正しい丸型印も押したいと思い聞いてみましたが、“うちにはこれしかないですねぇ。次の知々井さんも同じだと思いますけれど。”というお返事。
局名ゴム印は「島根県御波簡易郵便局」。
取扱時間は次のように変則的で、8/13〜15が休みです。
 4〜10月:9〜16時
 11〜3月:9〜15時

●53820知々井簡易局《ちちい》『14:13着 14:24発 23.6km』
旧局舎
  旧局舎 出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
知々井港前。漁協の前。(駐車場無)
昭和61/4/1設置。(知々井局、昭和61/4/1廃止)
地図上の〒マークの位置には旧局舎があり(ポストは健在)、約3年前に移転したそうです。
簡易局専業で、職員の方は男女各お1人。(対応してくださったのは女性のみ。)
和文印は普通の丸型印で、エラー印ではありませんでした(--;
100円定額小為替は、緑色の旧様式。
局名ゴム印は「知々井簡易局」。
郵便、貯金とも9〜15時で、7/24〜25、8/13〜15が休みです。
平成23/3/7一時閉鎖。(23/3/3郵便局株式会社ウェブサイト更新)【2011/3/6追記】
平成23/3/14再開(取扱業務:郵便・貯金・為替・振替)。(23/3/8郵便局株式会社ウェブサイト更新)【2011/3/20追記】


知々井簡易局から海士局までの道(県道317号)はこれまたアップダウンが激しく、カーブが急、木の枝や葉が路上に積もっていたりして、交通量の少なさがよく分かります。
自転車で来ていたら・・と思うとぞっとします。

●53139海士局《あま》(N012)立体ATM ★ <14:39>【No.340 PM2:47】『14:38着 15:03発 31.7km』
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
県道317号沿い、西側。海士郵便局バス停そば。(駐車スペース有)
まず、局内(お客様ロビー内)をうさぎが走り回っていて、びっくりしました(^^;
職員の方は女性がお2人で、特に局長さんが歓迎してくださり、“まぁまぁ、こんな天気が最悪の日に遠くからわざわざいらしてくださって。お茶でも飲んでいってください。”と本当にお茶を入れてくださり、お茶菓子もいただいてしまいました(^^)
時々レンタサイクルでの局めぐりのお客さんも見えるそうですが、“菱浦からここまでは平坦ですけど、この先はねぇ。”とおっしゃっていました。

菱浦局までの途中には隠岐神社、後鳥羽天皇火葬塚などの観光スポットがありましたが、時間の制約上通過。
菱浦局前で局舎写真撮影を行い『15:15 36.4km』、ホテルに戻ってレンタカーを返却『15:20 37.0km』。(3時間の約束でした。)
ガソリンは満タン返しではなく、@20円/kmの換算。
徒歩で菱浦局へ。

●53064菱浦局《ひしうら》(集特)(N029)立体ATM(平0845-1800 土0900-1700 日0900-1500)<15:31>【No.559 PM3:47】風景印有
左図中の渡船の位置は、平成14/3/1移転後のものです。(キンニャモニャセンター)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
海沿いの道(県道317号)ではなく1本内陸側の細い道沿い。(駐車スペース有)
比較的新しいパステルブルーの局舎で、正面から見ると六角形的な形をしていました。
時間があるので、窓口利用前にATMで1,000円定期貯金を8件実施。
局名ゴム印は「島根県菱浦郵便局」。
海士町内5局を完訪しました。

びんご付近に適当な食堂は見当たらず、商店でサンドイッチ、菓子パン、牛乳を買って、「びんご」の船内で食しました。
定刻は菱浦16:30発、別府16:45着で、ほぼその通りに運航。

別府
出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
フェリーおきじは定刻17:30発ですが、25分遅れのアナウンスがあり、ターミナル2Fの喫茶店でコーヒーを飲みながら実逓書きをして過ごしました。
別府を出たのは18:00頃で、船内(カーペット室)は結構混んでいます。(レインボーのお客さんが流れてきているのでしょうか。)

西郷港
出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
定刻から約30分遅れて西郷着、19:18に船を降りました。
港の前の隠岐ポートプラザ(先日泊まった隠岐ビューポートホテルが入居)前にレンタカー営業所のおばちゃんがおじちゃんと一緒に車で来てくださっており、“このままどうぞ。”ということでその場で軽ワゴン(ダイハツLIFE、650cc、12/4/26登録、15,220km)借受となりました(^^;
港から程近いアイランドホテルしまじにチェックイン。
設備的には“AIR&HOTELは隠岐ビューポートホテルにして正解だった!”と思いました(^^;
夕食は1Fの料理処で牛たたき定食を注文。
飲み物は最初お茶をいただきましたが、“せっかく隠岐に来たのだから地酒でも飲もうかな(それに多少なりとも売上に貢献しないと)”という気になり、隠岐誉を熱燗でお願いしました。
1人でアルコールを飲んだことのない私としては、極めて異例な行動でした。
テレビではヤクルト-中日戦をやっており、途中で“何か変だぞ??”と思ってカウンターの若社長に聞いてみると、昭和53年当時のビデオとのこと(^^;;
食事しながら若社長と少しお話しし、“隠岐空港が延伸したら、多分東京直行便ができるでしょう。”との情報でした。
23:00頃就寝。

本日の訪問カウント局数:6局

翌日(最終日)に続きます。



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