NIFTY SERVEアップ日:1996.9.7
本ウェブサイト公開日:2000.1.16
一部追記:2005.3.5
旅行地の記録と訪問記

本稿は同行の武田さん筆によるものです。ご好意により本ウェブサイトにアップさせていただいております。


1996.9.2 三重県(津市)・奈良県(吉野郡上北山村)

【平成8/9/2(月)】
 オフ局回り2日目は東の川簡易局を目標に、午前8時30分に湯ノ山温泉をスタート。四日市ICから東名阪自動車道で津ICへ。



○津中央郵便局(AM9:30-10:30)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 昨日分の博物館明治村簡易局の代行処理をするため、大局の津中央局へ。
(私はオフ専用通帳になっているので不要。篠原さんの分のみ。)
この局だけは貯金に篠原さんが、郵便に私が。それ以外の局では逆に貯金が私、郵便が篠原さんの担当となりました。
 貯金窓口に代行処理を申し出ると
  局のねえちゃん(^^)「はい、わかりました」(威勢がいい)で2分後,,。
  「前残相違で扱いできないんですけど,,」
  篠原さん「だから代行処理をお願いしたいんですけど」
  局のねえちゃん「えっ? 何ですかそれ?」
 となってしまったので、私(武田)がコピーして持っていった取扱方法のコピーを見せる。
 郵便局端末取扱手引「通常貯金編」の「7.原簿に未記録の預払いのある通帳の処理」。このものは数年前のものですが、現在も番号が11.となり、取扱キーが変わった以外はほとんど違いがありません。ポイントは計算外記録票を差し込むことです。
 このことに限らないのですが、取扱方法を全部知っている必要はないわけで、重要度の低いものに関しては、「どこを調べればわかる」ということを知っておくことがプロの務めだと思います。
 で、これで説明するとすんなり終了。その間に私は郵便窓口で9/2発売の「はあとめーる」に押印し、終了。予定より30分オーバーして、局を出ます。

 津ICから伊勢自動車道で勢和多気IC、国道42号で尾鷲まで。リアス式海岸で眺めはいいのですが、曲線が多くて速度が上げられません。予想よりも時間がかかります。

○サークルK 紀伊柏崎店(11:35-11:55)
 国道沿いのコンビニで早めの昼食。5日間で最も早い昼食です(1日目はほとんど昼食抜き)。尾鷲から山道に入る前に食事を済ませておきたかったのと、ジプシーさんにお聞きしたとおり、ここで東の川簡易局に電話をしました。
すぐ出て、「道がすごいので注意しておいでください」と言われました。
 サークルKは今回の旅行中ずいぶん見かけましたが、いずれの店にもトイレがあるようで、千葉のミニストップともども、困ったときには頼れるところです。
 尾鷲から右折して国道425号に入りますが、「上北山方面」の大きい看板とは裏腹に、入ったところが1車線(^^)。R425の表示がなければ小道に迷い込んだとしか思えない道です。曲がりくねっていますが、距離的に15kmぐらい。自転車でも行けないことはないですが、尾鷲にはレンタサイクルがないそうです。私の知人でオフ局完訪した方は、尾鷲からタクシーで往復14,000円だったそうです。

○東の川簡易局(13:40-14:50)
  詳細な位置は簡易局データに譲りますが、宮の谷橋から階段で上がったところで、ちょっとわかりにくい場所にあります。上の時間が業務終了時間をまたいでいますが、ま、気にしないと言うことで(^^)。なお、お盆は臨時休業(^^)
 依頼事項は博物館明治村簡易と同じで、通常2件、定期2件、定額2件、為替2件に定額小為替5件と記念押印。定期を依頼するといまやNEW定期にとってかわられたはずのMMCがあって、取扱者の風呂本さんが「どっちかな〜」と迷っておられるので篠原さんが助け船。「もうなくなりましたよ」ということで。
 定額は写真が貼れるタイプのオーダーメイド型記念証書がなぜかあり(局限定だったはずだけど,,)これで作りました。通常以外はほとんどやらない処理のようで、こちらも解説しながらの共同作業(^^)でした。
 ここの局に来られる方は月に1人ぐらいおられるとかで、先日は上北山村の村役場からザンギリ林道を歩いて(^^)15kmぐらい歩いて、局前でテントを張っていた方もおられたようで、さすがの風呂本さんも驚いたそうです(^^)。
 貯金を郵頼で頼まれる方もいるそうで、仕方なくやったとのことですが、基本的には断られても仕方ないものですし、そこまでやるのもどうかと思います。
 ちなみにこれは別の知人からの話ですが、局に行ったら、「来てくれて良かった。1人も来ないと日報も書けない」と言われたそうです。ということはお客さん0ということもあるのですね。
 ここ東の川簡易局は昭和25年9月1日の設置で、昭和36年に一時的に閉鎖になっていますが、今も業務を続けています。坂本ダムを作るにあたって集落が集団移転となりました。以前は上北山小学校の分校もあったそうですが、今や人口は5人!(住民登録者数)恐らく対象人口が最も少ない局でしょう。ここの局に向かう場所には局を頼りにする集落は他にありそうになく、なぜ存続しているのかは行ってもわかりませんでした。取扱者の風呂本さんに写真に写っていただき、予定はつつがなく終了しました。
 ここの局にはなんと「ぱ・る・る」のパンフレットが山積みです。どーするんだか(^^)。
 あ、それでここの局にはオン端末が入る予定がありません。それというのも入れたくても電話が無線電話なのでダメなのです。(回線が確保されないとオン端末は引けません)局自体はまだまだ続くことになりそうです。
平成17/4/1廃止。(17/2/28公社ホームページ更新)【2005/3/5追記】

 この後は「猿を見たい」(^^)という篠原さんのご要望と、時間が遅れて少しでも奈良に近づきたいということでザンギリ林道を抜けることになりました。
(ちなみに猿は2匹ちゃんと見ました。)

○上北山局(15:50-16:15)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 東の川簡易局と上北山局の間にはザンギリ林道があるにはありますが、場所的には下北山局から通した方がいい場所です。郵便物さえ東の川あてはザンギリから入るそうです。
 さて、代行処理をお願いすべく入った同局。主任さんに依頼すると、「はいわかりました」と言うや否や「計算外記録票」を差し込む。ほっと一安心して手順を見守ります。つつがなく終了するまでマニュアルを見ながらとはいえ、3分。後の若い局員さんにも教えていて頼もしい限りです。
 しかしながら何と定額小為替でミス発生。6か所全部に押してます(^^)。払い渡しできなくなるので注意して、主務者印を押してもらいます。
 郵便窓口では上北山村ふるさと絵葉書に独自のタトウを付けて売っており、購入。郵便局では記念押印(風景印・和文印・欧文印)と領収書およびふみカード受領証の収集となります。このふみカード受領証がネックで、使用方法がわからない際は取扱方法を口頭で教えます。
   「実行」(時間表示を消す)-->「金額を入力」「合計」-->カードを挿入-->「実行」(カード排出)-->「受領書」
 で終了ですが、昨年の7月から受領書はいただけないことになっています。
 ふみカードで郵便料金の直接納付ができるようになったために、局控えとして受領書を保存、お客には「ふみカードにより収納」と書かれた領収書を渡すことになっています。それをもとに受領書を渡さない局もあります。その際は「受領書」キーをもう一度押すと同じ番号のものが出てきます。こう言うとなんとかいただけます。(この局では拒否なしでしたが)

 この局でPM4時のタイムオーバー。予定では下北山村の3局、上北山村の3局と川上村の3局も行くはずが、派手に遅れて宿泊地の宇治まで直行することになりました。宇治着は2時間遅れの午後8時。三井章夫さんとお会いして(遅れて申し訳ございません)午後11時30分ごろまでお話をしておりました。

【簡易局データ】
東の川,639-37,奈良県吉野郡上北山村西原1161-8,07468-5-2458,0830-1430,Yes,,上北山村出合橋から奧へ。坂本ダムを左に見て車で約5分。宮の谷橋の手前から右上側に階段あり。集落人口5人。



前日に戻る

翌日に進む

「旅行地の記録と訪問記」目次に戻る

トップページに戻る