NIFTY SERVEアップ日:1996.9.8
本ウェブサイト公開日:2000.1.16
一部追記:2007.2.27
一部追記:2007.7.20
旅行地の記録と訪問記

本稿は同行の武田さん筆によるものです。ご好意により本ウェブサイトにアップさせていただいております。


1996.9.3 京都府(京都市(左京区・下京区・中京区・伏見区))・滋賀県(大津市)

【平成8/9/3(火)】
 3日目・9月3日(火)は宇治市内京都醍醐ホテルからスタート。ここはJR宇治線六地蔵駅の目の前で、京阪六地蔵駅は前からあるのですが、JRの方は平成4年10月の開業。駅前にしては宿泊料もリーズナブルです。

 今日の目的は京都市内の無集配普通局・分室・出張所・簡易郵便局の完訪。それぞれ1、2、3、2あります。



○深草郵便局(9:30-10:00)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 京都市内唯一の無集配普通局です。局前の道路は南から北方面への一方通行で、車で利用するにはどうにも路上駐車か、前の女学院の駐車場にお邪魔ぐらいしか方法がありません。なにせ局舎が小さく、普通の無特となんら変わりません。普通局の理由ですが、以前この付近に自衛隊の施設があったらしく、(近くに第十五師団,,という交差点名もある)その名残ではないか、とのことでした。無集配普通局というのは、普通郵便局長のポストを増やすために半ば必要悪として存在する、という話が以前ありましたが、それとは別に、政府機関関係については、格を重んじて普通局としているような気がします。霞ヶ関の官庁街には普通局と分室しかありませんし。

 途中の南区には地図に「郵便局用地」という場所があり、何があるのか楽しみにしていたのですが、何もなし。南側の清掃工場が張り出してきてしまっているので、譲渡したのかもしれません。

○京都中央郵便局中央市場内分室(10:20-10:50)
中央の〒マークの方が、中央市場内分室です。
出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 市場内と言っても、一般道沿いなのでわかりやすい場所です。分室だけで一つの建物のようで、分室には見えません。分室では貯金、為替のほかに定額小為替の期限切れ再交付(結果的に受付証が手元に残ります)と担保定額貯金(通帳の裏。篠原さんの分)と普通為替がありますが、それなりに順調に進みました。通常貯金ですと通帳に[A]は表示されませんが、担保定額や普通為替ですと端末使用でも[A]は表示されます。

○中京郵便局京都逓信病院出張所(11:10-11:15)
 CDのみの出張所で、担保定額もできません。明細書だけ出して、[A]付きということを確認するだけに終わりました。

○京都新町蛸薬師局(11:20-11:40)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 京都逓信病院のすぐ近くにある局で、平凡な局でした。おばさんの欧文印の押印がすさまじくお上手でなかった(どういう日本語なんだか)のが印象に残っています。局名の長い局は欧文印は特にきれいに出すのが難しいです。

○左京郵便局保険事務センター内分室(11:30-12:30)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 分室前の表示は「保険事務センター内分室」でした。
 ここも京都中央局分室と同じ順序をたどりました。主務者印とゴム印の押し忘れ以外は、何のトラブルもありません。
 それでも1時間もいたのは、日付印がいつの間にか変わっていたからです。(この件は13番へ。)
平成19/7/30に「西陣郵便局松ヶ崎分室」へ所属変更、改称。(19/7/20公社ホームページ更新)【2007/7/20追記】

 ここの分室でいただいた、隣の「かんぽーる京都」のランチで昼食。時間が押しているため、予定していた比叡山往復は見送り、久多を目指すことになりました。
左京郵便局かんぽーる京都出張所

○西陣郵便局京都貯金事務センター内出張所(13:00-13:10)
左図の中央の建物が、京都貯金事務センターです。(出張所は、鞍馬口通沿い、南側)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 ここもCD。呪われてるんじゃないだろかとも思いつつ、[A]がついているのでまいいかと思い直します。ここ京都貯金事務センターの正門はセンターらしからぬ、どこぞのお城の正門のような造りです。さすが京都、と思わされました。

○八瀬簡易郵便局(13:20-14:20)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 本道沿いにはなく、一時は通り過ぎてしまいました。大原側の八瀬集落入り口から入るのが無難です。取扱を一通りしていただいた後、いろいろとお話を伺いましたが、ここの受託者の女性の方は非常に物知りで、変わって10年前後とは思えないほどでした。
 いわく、特定局にしろ簡易局にしろ、局長は地元の名士がなる、お金を扱う信用商売だから、までは私も知っている話だったのですが、だからこそ強権的に押しつけたのではない形で郵政事業が地域に根付いた、ということについては説得力があり、なるほどと思わされました。
 もう1局の久多簡易局の話も出まして、今までやっていらっしゃった方が高齢化で立てなくなってしまうほどだったので、今年初めに一時閉鎖になったそうです(告示無し)。しかしながら簡易局をなくすわけにいかないので、大津中央局の元局長さんが引き継がれたそうです。
 なお、この局は郵便業務は午後5時までですが、集配が午後4時に来てしまうため、4時以降の書留の類は受け付けません。夜をまたいでしまうと、防犯のほか、地震などの天災の場合も問題があるからだそうです。

○山城大原郵便局(14:30-14:50)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 八瀬簡易局の集配を取り扱う局。八瀬の人口が2,500人で、簡易局しか置けないにもかかわらず、大原の人口も3,000人。集配局だから特定局という局で、集配事務が廃止になって間髪おかず簡易局になる場合もありますが、要するに郵便輸送上の重要度と地域人口というのは必ずしも一致しないということなのでしょう。
 ここの局では風景印の使用が上に掲示されています。どうみても近畿郵政が作ったと思われるもので、こういうアピールは他局でもぜひしてほしいものです。
平成19/3/5集配廃止。(19/2/26公社ホームページ更新)【2007/2/27追記】

○途中郵便局(15:00-15:15)
 京都府からいったん滋賀県に抜けます。途中トンネル有料道路を入ってしまうと局へは遠回りです。以前、「こんな小さい集配局見たことない」という発言があり、楽しみにしていましたが、予想以上(^^)。すごいです。外見もさることながら、中も5人入ればいっぱいです。久多の集配事務扱いはここの局です。
またまた時間が押しているので葛川はとばしました。

○久多簡易郵便局(15:45-16:10)
  出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/
 朽木村梅ノ木から花背方面の県道を左折し、県府境を再び越えます。仰せの通り2車線化工事を一部で実施しています。一部砂利道になっているので、見方によっては東の川よりすごい道です。局は道の右手にあります。
 局では女性の方が事務をされていました。元局長さんと交替のようで、事務引継の紙が置かれていました。(葉書が30枚しか無くて、200枚希望があったので、途中局へ依頼済み、という内容)
 ここの局は土日休日のほか、毎月1日も休みです。郵便業務はこちらも午後5時までです。貯金はこの局でタイムアップ。福井中央午後6時を目指す方針になったものの、距離を見て無謀ということがわかり、沿道のCD,ATM巡りに切り替えます。道すがら、朽木村観光協会に9:00-17:00までのレンタサイクルがありました。久多簡易局まで片道15kmの利用はいかがかと(^^)安曇川駅からバス30分。

○保坂郵便局(16:59)
 CD目的に立ち寄ります。が、なんと取扱番号「N002」。1番は通常早朝のメインテナンスで使いますので、実質1番目。廃局が噂されても仕方ないですね。(地方の場合は機械が苦手という要因もありますが)
出典:「電子国土」 URL http://cyberjapan.jp/

 その後、今津桂局を経て、今夜の宿泊地、福井県婦人青年会館YHへ。
 午後8時着で、ここの門限は午後11時。YHとしては一番遅いのではないかと思います。



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