NIFTY SERVEアップ日:1997.9.7
本ウェブサイト公開日:2000.1.17
旅行地の記録と訪問記

本稿は同行の武田さん筆によるものです。ご好意により本ウェブサイトにアップさせていただいております。


1997.9.4 鹿児島県(鹿児島郡三島村)

【平成9/9/4(木)】
 4日目は竹島を後に、鹿児島へ向かいます。9/4発の便は、行きの一泊便と異なり、日帰り便というもので、鹿児島から各島をたどり、鹿児島まで戻ります。鹿児島港着は定時で20時15分(一泊便は14時15分)です。

 この日帰り便は、視察のために設けられているものだそうで、9/4は鹿児島県副知事様ご一行が乗船されているということを前日聞いていました。各島では車で島一周するそうで、滞留時間が長くなるとのこと、硫黄島に立ち寄りたい我々にとってまたとない恩恵です。

・竹島はまだまだ続く
 のですから大変なことでして、積立貯金の新規9件、電信払込1件をお願いし、12時40分発の船で鹿児島に向かいます。竹島で一緒の宿(旅館旅の宿。ペトロニウスさん、喜多村さんとは別の宿)だった鍼灸師の方(竹島で無料診療とのこと)と、オンライン整備の方と一緒です。一旦黒島片泊まで行ってからの鹿児島行ですので、延々8時間の長旅です。

・硫黄島ダッシュ/再び
 副知事さんのお車があるとはいえ、戻ればすぐ出航してしまうのですから、綱渡りなことには違いがありません。貯金は既に終わっているので、記念押印の用件がある、同行のK氏とY氏が局に向かいます。私はといえば、オンライン整備の方とお話をしたのですが、出航前に2人が戻ってきました。

 荷物の上げ下げで硫黄島ですごかったのが「氷」です。目の前に三島村漁協冷蔵庫というのがあるのですが、ここに氷を収納しています。通常、離島だと製氷庫があるのが普通とのことですが、硫黄島は氷は持ち込みなのだそうです。

 三島村の観光と言えば硫黄島というぐらいの島で、海水は本当に硫黄が混じっています。匂いもすごく、かえって印象に残っています。
 硫黄島へは、金土日に鹿児島空港から、また枕崎空港から、飛行機が定期的に飛んでいるようです。チャーター便だけと聞いていたのですが、地元飛行機会社が運航している模様です。

 真ん中の島ということで中心の役割を持っていて(ご存じのとおり村役場は鹿児島市にあります)、三島村唯一の警察官が駐在しています。巡査さんおひとりで、4年間の任期とのことです。当然船を迎えに出るのが一番大きな仕事ですが、時折各島も巡回に回るのだそうです。

・船旅/鹿児島へ
 副知事さんご一行は黒島大里で下船、ヘリコプターで鹿児島に戻られるとのことで、大里からは通常航海になります。が、遅れは取り戻せず、片泊では荷物の積み降ろしでなおさら遅れます。ちなみに宅急便もあります(宅急便の不扱いは小笠原だけ)。荷物は島の人が取りに来ています。

 鹿児島帰着前に、一等船室に見覚えのある方を見かけました。なんと黒島分室で監査に来られていた監察官の方で、片泊も済ませて今日帰着とのこと。向こうの方は我々が来ていて仕事にならなかった(^^;)ためか、苦笑しておりました。

 鹿児島帰着は40分遅れの20時55分。21時までの貯金扱い局に向かおうとしますが、いかんせん時間が遅すぎます。(帰路はお金がおろせないところばかり。硫黄島は時間がないし、竹島はオフだし、黒島は停泊中に行ってこられないし)港近くの鹿児島東局までタクシーを飛ばしますが、既に閉まっています。あとでここは19時までということが判明します。時間切れでとにかく西鹿児島駅へ。

 軽い打ち上げをして、Y氏は「ドリームつばめ」、K氏は夜行バス「桜島」号で博多へ向かうそうで、見送って、篠原さんと私はしばし真夜中の町中散策。数年前の氾濫で市内を水びたしにした甲突川は、重機が置かれ、工事中のようでした。
 ちなみにですが、甲突川の氾濫で水浸しになった郵便局があって、貯金の端末は「必需品」ということですぐ送ってきたそうですが、ふみカード減算機は全然送ってこなかったとか(^^;) ま、そういうものなんでしょうね。

 就寝は午前1時30分になり、これが多大な影響を及ぼすとは思いもせず・・・。



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